JOURNALジャーナル

SOLIDから繫いだ、今

2025.09.04 update

台風15号が接近している、ここ香川。

九州ではもう上陸しているようで、近くにお住まいの方はお気をつけください。

さて、そんな状況で明日から開催の「SOLID TAKAMATSU 5周年記念イベント」をまさに今、準備中なのですが。

 

今日は、そのイベント担当について、少しお話していこうかなと思います。

そもそも「SOLID」とは何なのか?

そこに関して、改めて書くと長くなるのでコチラをご覧ください。

※「Solid」の文字をクリックしていただくとリンクへアクセスできます。

 

Solid

そんなSOLIDをミゾブチ家具がスタートしたのが、2020年9月4日。

ちょうど、今日から5年前。

実はその時に、今回のイベント担当の彼はまだミゾブチ家具にいませんでした。

彼がミゾブチ家具へ入社したのは、それからおよそ1年半後の出来事となります。

 

そもそも、なぜ彼がミゾブチ家具へ入社をしたのか、そこからお話を。

実は彼のご両親がSOLID TAKAMATSUをOPENして間もなく、お店にお客様としてご来店いただきました。

その時に、SOLIDを立ち上げた際の想いやSOLIDの家具のコンセプトなどをお伝えして、SOLIDのこちらのソファをお求めいただきました。

 

その一つの出会いから、彼の人生の歯車が回り始めます。

ソファをご愛用いただいて、少し経った頃。

彼は地元を離れ、県外の大学へ通っており、久々の帰省。

その際、実家の新しくなったソファをとても気に入ったとのことでした。

ここまでは、まぁ良くある話です。

 

その時にご両親が、SOLIDのコンセプトやソファについて、あの時お店で聞いたままの熱量で彼に話をしたそうです。

そこから、彼はSOLIDについて調べ、家具の世界に興味をもちはじます。

ちょうど、就活がはじまるタイミング。

彼の進路は「暮らし」に携わりたいと舵を切ります。

住宅関係、インテリア関係、家具の製造など、様々調べたそうです。

 

そこで、彼がエントリーシートを提出したのは、たったの2社。

この話を入社後の彼から聞いた時に、「本当に?」っと思いましたが。

まぁ、今となれば彼らしいなとも思います。

 

敢えてもう1社の企業は述べませんが、その1社も納得の企業でした。

もちろん、残りの1社はミゾブチ家具です。

実は昭和2年(1927年)にスタートした弊社。※当時は箪笥などの製造をおこなっていたそうです。

再来年で100年を迎えるのですが、新卒を採用したのは彼が初めてです。

 

ココだけの話、彼が面接を受けてくれた後、当社代表が「今までうちは、新卒を採用したことがないから、新人教育とか大丈夫かな… 本当にうちで働いて大丈夫かな(彼を成長させてあげることが出来るかな…)」っと、その点ばかりを心配しており、私に相談してくれたのを今でも覚えています。

私は、ココに勤めるまで何社か勤めており、Off-JTやOJTなど学ばさていただきましたが、最終は人です。

 

マニュアルは大切ですが、人と人が仕事をするこの業界。

ロボットみたいなマニュアル一辺倒な応対をする、前職の同僚をみると怖くなったのを覚えています。

おそらく俯瞰で見ると、自分もそんな社会人になっていたのかもしれません。

 

だからこそ、いま思うことは。

SOLIDの家具はモノを売るだけではなく、この家具をあなたの暮らしの中に添えた時にうまれる空気感や笑い声、笑顔。

時にはケンカする時もあるでしょう。

人知れず、夜に涙をながすことも。

お子さんがいらっしゃる方なら、お子さんが小さな時につけた傷やマジックで書いた愛らしい絵がデザインされたテーブルも、何十年後には素敵な思い出。

ただ、それだけ永く愛用いただける品質であり、つくりであり、デザインでないといけない。

 

SOLIDの家具は開発の段階から、当然その思いで歩んでいます。

 

どんなデザインだと、カッコいいか。

どうすれば、世代を超えても愛される家具になるか

 

そして、職人さんたちがそれをカタチにしてくださる。

大袈裟なことをいうと、完成した家具を私たちの所まで届けてくださる運送屋さんも本当に丁寧に家具を運んでくれています。

そんな、スタートから妥協なきSOLIDの家具の魅力を、皆さまにお伝えできる私たち。

だから、いま彼がここにいるのだなと。

 

彼のご両親にその思いが伝わり、そして彼へと。

そんな彼が、いまSOLID TAKAMATSU 5周年の企画を担当しています。

 

あの時、学生だった彼が。

実家に帰省して、SOLIDのソファに出逢うまで、彼の未来設計にインテリア業界への選択肢がなかった、あの彼が。

いま、ここにいます。

 

想えば届く。」

 

彼に憧れて、この想いを繫ぐ方が現れてくれれば嬉しいし、

彼がご案内したお客様が一人でも多く、「この家具に出逢えて、君に出逢えて良かった」と感じていただければ、最高です。

年を取るとダメだな、涙もろくなってくる…

もうこの辺で終わります。

 

5年前にスタートしたSOLID TAKAMATASUからはじまった、奇跡の出会い。

学生だった彼が、実家にある一つのソファから人生の選択肢を導き出して、いまお客様へその魅力をお伝えする。

 

インテリアって本当にいいものです。

イベントは明日(9月5日)より開催です。

台風の進路が気になりますが、イベントは9月23日まで開催しておりますので、無理をなさらずお越しください。

 

SOLID TAKAMATSU 5周年記念イベント

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