ミゾブチ家具で配送スタッフとしてスタートして、気が付けば13年を迎えようと…
いやいや、そんな感傷に浸るJOURNALではなく。
今回は、配送員だから気が付く話を少々。
12年の時間と共に、ミゾブチ家具の働き方もかなり変化してきました。
配送でお伝えするなら、お客様宅へお届けする前、基本全てのお品を検品していくように変えました。
正直、昔は輸入の家具(いわゆるリーズナブルな家具)は事前にチェックしておかないとトラブルが多いので、事前検品していたのですが。
国内のブランド家具もその可能性は限りなく少ないものの、ゼロではない。
なので時間効率から見ると、以前は検品せずにお届けしていました。
しかし、少し前から思うのですが、限りなくゼロであっても絶対にゼロではない。
例えば0.1%の確率で瑕疵があれば、999人の方は満足していただけたとしても、「一人」の方は残念な思いをされる。
即ち、その一人の方からすれば一分の一であり、100%なのだ。
そこで、その一人の方を更に可能な限りゼロにしていくには、自分たちで検品。
どんなお品であっても。※それでもご迷惑をおかけすることはございます。
そして、様々検品をしていくとお客様はもちろん、販売員すら気が付かない(見ない)ところを見るように。
そんな検品をしていた、本日。
それは宮崎椅子製作所さんの「PePe arm」
好きなチェアの一つなのですが、いつ見てもいい仕事をしている。
「うん、問題なし!」と検品後、ふと
「そう言えばこのチェアのロットNo,はいくつだろう?」となぜか思ってしまった。
ご存じない方もいらっしゃるかと思いますが、
受注生産の家具には製造した人(責任者)のネームや、ロットNo,をそえることで何かあった時に直ぐに対応できるようになっていることが多く。
宮崎椅子さんはこのようになっています。

「33899」
おお、次のロットはもしかして… (今回、お求めいただいた脚数が2脚だったので。)
一人で勝手にワクワク…

「33900」
キタっー!
本当は「39000(サンキュー)」が良かったのですが、
(サン、サンキュー)でもなんだか愛らしくていい。
私の好きな曲で「ありがとう」という曲があるのですが。
シンプルな言葉こそ、大切にしたくて。
「ありがとう」ってPePeチェアに言われた気がして。
嬉しくなってこんな画を撮ってみました。

33900脚目にして、thank you。
これだけの数のPePe armが世に誕生して、それぞれの暮らしに寄り添っていると思うと、素敵ですよね。
勿論、今回のPePeだけにとどまらず、世の中にはたくさん素敵なチェアがあります。
検品から見つけたちょっと嬉しい、今日の出来事。
「ありがとう」
小さなシアワセは、意外と傍にたくさんあるものです。
さぁ明日、33899と33900脚目のPePeをお届けだ!
あっ、そうだ。
来週から開催のイベントも「Thank you Fair」だ!