前回、お伝えしました。
そして今回は、なぜ10周年限定モデルにクリ材と毛七ウールを採用したのかをお話していきます。
まず、クリ(栗)材について。
その前に、SOLIDが本来描きたかったのは、無垢材が持つ
「板目の荒々しさと力強さ」
「自然の息づかいを感じる木目」
「深さを帯びた陰影」
端正な美しさの中に、「どこか荒さを残す力強い表情」
その中で今回、10年目という節目だからこそ実現したのが…
国産栗材=SOLIDが掲げる「ヴィンテージワイルド」の世界観を最も純度高く体現する素材だと。
使い込むほど色合いは落ち着き、木目の陰影はより深く。
表情に奥行きが生まれていきます。
そんな魅力ある材、クリ材だからこそ今回の限定モデルに相応しいと。
では、話を戻して栗材について。
ブナ科クリ属の落葉広葉樹で、耐久性と耐水性に優れ、独特な木目が特徴。
古くから建築材や家具材としても利用されてき栗材。
防腐や防虫効果の高い「タンニン」を多く含み。
そのタンニンのおかげで耐朽性、耐水性に優れた栗は、
古くは縄文時代から建築材として使用されており、
世界遺産、岐阜県の白川郷の合掌造りの主要材料としても有名です。
このように古くから、ここ日本で愛されていたクリ材をいまSOLIDのフィロソフィーの基にリバイバルしました。
続いて、「毛七ウール」について。
まず、皆さん毛七(けしち)ウールをご存じでしょうか?
日本最大の繊維産地として有名な「尾州(びしゅう)」 ※愛知県西部から岐阜県の一部
その尾州でつくられるのが毛七です。
毛七の名前の由来は、
「毛が7割」という意味で、
リサイクルウールの糸や生地を表す業界用語です。
原料は廃棄されてしまう糸や生地の残り、一般家庭から出る古着など。
それらをまずは粉々にして繊維をほぐします。
粉々にしたウールは繊維が短くなるため、補強として化学繊維を30%ブレンドしています。
このブレンドの絶妙な割合こそが、「ウール70%、その他30%」
つまり、毛が7割ということです。
これを尾州の職人さんたちが昔から、「毛七」と呼び親しんできました。
尾州産地に残る旧式織機を用いて、職人が時間をかけて丁寧に織り上げる毛七。
効率や均一さを優先せず、
織りのリズムや素材の表情をあえて残すことで生まれる、わずかな揺らぎや陰影が特徴。
また、古着や裁断くずなど、異なる素材や色味をそのまま集めて、
生地として再構成するからこそ生まれる独特な表情や風合いは、
SOLIDのヴィンテージワイルドの思想とも重なります。
今回、数ある素敵な毛七ウールの中から選んだ生地は
杉綾組織で織ることにより、独特な表情が生まれ、
経糸と緯糸の色差を味わうことができる模様(ヘリンボーン)を織り出す綾織りの変化組織が美しい、
毛七の素材の特徴が最大限活かされたKSC004から、カーキとモスグリーンの二色。
そして、程よい厚みがありながらも、軽やかな質感のKSC005。
経糸と緯糸で異なる色味を使用することで、独特な霜降り感がある色味に仕上がっており。
それぞれの奥行きのある色味が表現された、毛七感満載の張地となっております。
こちらは、ブラウンとライトグレージュの二色をご用意しました。

またウールには天然の防臭、消臭効果があるので日々の暮らしの中にもおすすめの素材です。
いかがでしょうか。
10年目に相応しい、クリ材と毛七の限定モデル。
本当に素敵に仕上がっておりますので、ぜひSOLID FURNITURE STORE TAKAMATSUにてご覧ください。
また、SOLID 10周年記念限定モデル紹介 Youtube もチェックしてください。
〈揺らぎと陰影の美〉SOLID10周年限定モデル紹介 国産クリ材と尾州ウール毛七モデルのご紹介
こだわりのSOLID FURNITURE STORE 10th Limited Modelをお求めいただけるのは、
2026年6月30日までです。