我が家も絶賛、夏休み中。
当店にも平日、小さなお子様と一緒にご来店いただくお客様も多くなった印象です。
皆、休みを愉しく過ごすのもいいけど宿題も忘れずにね!
さて、そんな夏休み真っ只中の本日のWORKSはSOLIDの新作アイテムと、職人の匠の技術が光るキャビネットです。
では見ていきましょう。
まずは新作のチェアから。

背もたれにクッションを設け、ハーフアームになっているのでイージーチェアのような座り心地のチェア。
食事を終えても家族との一時を楽しむ方などにオススメです。
今回のお客様もお嬢様と一緒に仲良く、樹種やファブリックを真剣に相談しあいながら「これかな、やっぱりこちがいいかな。」と楽しくお選びいただきました。
家族を想い、家具を愉しくお選びいただくお客様の姿を拝見できるのも、インテリアショップに勤めている醍醐味の一つです。
因みに今回は、いまお家で愛用されている家具や家電が落ち着いた色見なので、樹種はウォールナット。
そして、ファブリックがスウェードに見えるのですが化繊で出来ており、お家でケアが出来る日々の生活には嬉しい素材となっています。
私も革製品が好きで、スウェードの靴も愛用していますが、ブラッシングをしてヒールやトゥもいつの間にか汚れているので専用の消しゴムでケアをして、更に撥水スプレーでコーティングと繊細なんですよね。
それが毎日、使用する家具でとなると汚れが気になって、ご飯も気兼ねなく食べれない…
なんて事も起こるかもしれません。(もちろん、革の魅力を知っている前提でお話しています)
拘りの家具だけど、汚れや傷を気にして暮らしていては疲れますからね。
オイル塗装で仕上げ、汚れたらお家でケアが出来る、これこそが「世代を超え、愛される家具へ」をコンセプトにした家具の魅力の一つです。(※本革もウレタン塗装も対応できますので各ご家庭にあった組み合わせご相談ください。)
そして、チェアの奥にあるキャビネット。

実は一番最初にご購入を検討されたのがこちらの家具で、楠の無垢材でつくったこだわりの逸品です。
前扉をよく見ると、木目が揃っており、家具としての美しさをより引き立てるこだわりのつくり。
写真には写っていないのですが、細かな部分も丁寧に作っており、引き出しを開けると楠の香りがふわっと広がります。
大きな収納は楠のキャビネットに任せ、小さな物の収納はこちらの4段チェストで使い分けるという形でコーディネート。
実はこちらの小さなチェストはウォールナット材で楠とは異なる樹種なのですが、トーンが合っているので綺麗にまとまっています。

収納家具にこだわらずなんとなくでコーディネートしていると、お部屋の空間がしまらないというご家庭も多いのではないでしょうか。
ソファやダイニングなどメインにはこだわるものの、どうしても優先順位的にその他の家具は後回しにしている方、必見です。
実はメイン家具から見える空間こそ侮るなかれ!です。
まず考えるポイントは空間の「コンセプト(テーマ)」、「サイジング(寸法)」、「カラーバランス」、「余白(収納)」です。
例えば、今回のお客様のようにお家のカラーがダークトーンで落ち着いた雰囲気で統一している際は、木の種類(樹種)もそれに合わせ、ファブリックもまとめることで空間がスッキリします。
ただ、全てのカラートーンを揃えすぎると、空間に締まりがなくなるので差し色をもってくるとオススメです。
今回ですとダイニングに敷いているラグがホワイトベースの明るいモノ、そしてキャビネットの上にグリーン(植物)を置くことでそれを解消しています。
拘りの家具の周りにはこだわりの小物雑貨や植物が。
そして、暮らしが少し豊かになる。
まさにポジティブの連鎖!

拘る=高級品ではなく、自分たちの日々が少しポジティブ(良くなる)になる為には。
それが無垢の木で、空間を癒す香りがして、木目を通した美しい見た目の収納。
また、座るとホッと一息、心休まるチェア。
など、自身がどこに重きをおくか、それは人それぞれです。
私達はそのサポートを少しでもお手伝いさせていただければ幸いですし、「この家具が我が家にあって良かった!」そう感じていただけますと嬉しいです。
実はこのWORKSを書いている途中もまた、こちらのお客様にご来店をいただき、ダイニングテーブルをオーダーいただきました。
ありがとうございます!
気になるその続きは、またいつか。
本日も家具屋日和な一日、撮影にご協力いただきありがとうございました。
素敵なおうち時間をお楽しみください。