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2024.08.27 update

最近、「バイアス」という言葉を意識して生活しているのですが。

世の中には〇〇バイアスという言葉が多数あります。

 

その前にバイアスを簡単にご説明しますと。

「偏り」、「偏見」、「先入観」を意味して、認識の歪みや思考の偏りを表す言葉です。

 

例えば、「代表性バイアス」。

ある人が行った行為に対して、その人の国や人種、同じ思想信条の人すべてがそうだと考えてしまう。思考バイアスのこと。

 

例:「だから〇〇国の人は〇〇。」などが、それにあたります。実際にはその国に多種多様な人々がいるはずなのに、偏った情報だけで全ての〇〇国人をそのようにひっくるめて判断してしまう。

 

 

敵意帰属バイアス」も興味深い一つ。

他人の敵意のない言動や行為に誤って敵意があると認識してしまう思考バイアス。

歪んだ認知によって実際にはそうでない敵意を感じ取ってしまうこと。

 

例:「どうして、こういうデザインにしたの?」とシンプルに疑問に思い、質問しただけなのに。

尋ねられた人は、「なんでこの人は自分のデザインを否定するのだろう。」と敵意に感じとってしまう。

 

などなど、バイアスを知ると相手の思考の偏りを理解することが少しは出来るので、「だからこの人はこう感じ取ってしまったのかな?」、「こういう発言になってしまたのかな?」と一度、整理することが出来ます。

 

極論、人と人は相手のすべてを理解することは不可能。(なんなら自分自身の事すら、すべてを理解できていない)

何十年、一緒に過ごしている友人や家族ですら、なんで急に不機嫌になったのだろう?いま何を思っているのだろう?と思うことがあるのですから。

そこで大切なのが、相手を知ろうと自分の中で勝手に想像する(考える)のではなく。

 

「聞く」ことです。

 

相手の言葉を聞く、それが大切なことで。

その言葉や言動でバイアスを知り、それを鑑みて向き合う。

 

なので、ミゾブチ家具へお越しいただきました際はどうぞ、皆さまの家具についての話をお聞かせください。

お店の人に話しかけられるのが苦手という方も多いかと思いますが、

聞かせてください。

 

家具選びは面白くて、気付きがたくさんあります。

その魅力をお伝えするのが私共の責任です。

決して、押し売りはいたしません。

私自身がそんなお店の方から買い物をしたくないので。

 

未来の話より過去の話、お聞かせください。

「どんな家具が欲しいかではなく、今までどんな家具を愛用していたか。」

聞かせてください。

 

そこから、一緒に理想の家具を見つける。

そんなお手伝いができる家具屋を目指しています、私たちは。

 

家具選びってこんなに楽しかったんだ。

最後に、そう思っていただければ嬉しいです。

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