今回は明日より開催、「ガズニン絨毯」の【Ghaznin】についてお話していきたいと思います。
EVENTページでは簡単にお話をさせていただきましたが、もう一度改めて。
Ghaznin(ガズニン)とは、アフガニスタンで織られた手織りの絨毯。
その素材は「ウール」。
※写真はイメージです。
アフガニスタンのガズニ州、標高の高いところで育った羊の毛を使用しており。
農業が盛んなアフガニスタンでは、羊の餌となる食物も豊かで、とても上質なウールとなるそうです。
では、その特徴は?
脂分が多くクリンプが強い羊毛です。
※クリンプとはウール繊維に見られる縮れの事で保温性や弾力性、吸湿性といったウールの特性に重要な役割を果たします。
とっても癖の強いウールであるが故に染めにくく、ムラができやすいという特徴も持っています。
しかしながら自然に逆らわず、素材の特性を生かすために糸つむぎから染色と織りなどすべての工程に手間暇をかけています。
ここでひとつガズニン絨毯豆知識。
独特の美しい光沢をもつ、こちらの絨毯。
草木染だけではこの光沢をうみだすことが難しい為、艶加工も行っています。
それはまず、草木染の糸で絨毯を織り。
その後、いくつかの工程を経て水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)で艶加工を施します。
「水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)」と聞くと、人体に影響はないのか?と思う方もいらっしゃると思います。
現に私も、この話を聞いた瞬間に思いました。
しかし、ご安心を。
実は食品でも使用される水酸化ナトリウムを使用しているので、その点は問題ないそうです。
例えば、お菓子のプレッツェルもあの独特な艶を出すために生地の表面に苛性ソーダを塗ってから焼き上げます。
それと同じ、安全なものを使用しています。
ですから、草木染の美しさに加え、科学の力でよりその魅力を増した絨毯というわけです。
アフガニスタンの歴史は複雑なので、勉強が苦手な私は割愛させていただきますが、オールド絨毯などではアフガニスタン製の絨毯は市場にあります。
ただ、こちらのガズニン絨毯の歴史はまだ浅く今から30~40年ほど前に誕生したと言われています。
昔から絨毯をつくる文化に、現代の技術を融合して誕生したのがガズニン絨毯の一つの魅力なのかなと個人的には感じました。
また、ガズニン絨毯の特徴の一つに毛足の長さもあり。
アートギャッベはフカフカの厚みを堪能する魅力があるのですが、ガズニンは逆に厚みが薄く、5mm前後となっています。
ですので、床でゴロゴロするライフスタイルではなく、絨毯としての調湿性や埃を集めてくれる、またインテリアアクセントとしてお考えの方にオススメです。
我が家でも厚みの薄い絨毯をダイニングの下に敷いているのですが、チェアの出し入れもストレスなく、フローリングのキズや汚れも気にしないでいい、今の時期ですと裸足でも足元が汗ばむことなく快適です。
掃除機をかけるときも薄いので楽ですし。
実は、我が家で薄い絨毯を採用したのは犬を飼うようになってですが、ペットがいるご家庭にも本当にオススメです。
まずペットが引っ搔いても大丈夫(ある程度の力なら)、そして手入れが楽。
フローリングだと滑って危ないですが、絨毯がクッションになって安全。
また、先ほどと重複しますが、少しクーラーをつけているとウールの絨毯が快適な調湿を保つ為、ペットも気持ちよくゴローンとしています。
人にもペットにもオススメな絨毯、ガズニン。
当然、デザインも素敵ですので、会場でぜひご覧ください。
尚、ガズニン絨毯のお披露目は今回、中四国初となります。
トレンドに乗り遅れないようにチェックしてください。
お店に立ち寄る前に、もう少しガズニンの事を知りたいという方はコチラの公式サイトにてチェック。
イベント事前予約をいただくと、「布絵ブローチ」をプレゼント♪
※数に限りがございます。無くなり次第終了とさせていただきます。
ご予約はコチラから↓