JOURNAL

ベッドパッドについて考えてみる

2022.11.26 update

今年も残すところ、あと1ヶ月少々。

2023年の背中がすぐそこに見えています。

 

さて、新年にむけ徐々に大掃除を開始されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

私も断捨離、普段の掃除では手入れしないところの掃除など年始にむけ、すこしづつ綺麗にしています。

そこで、気が付いたのがベッドの掃除。

年に数回、マットレスと床板を外し、ベッドフレームを綺麗にするのですが、まぁなんでこんなに埃などがたまるのか…

 

そして、お客様宅でもよく見かけるのですがベッドフレームのビスの緩み。

長年愛用していると、少しづつビス(ねじ)が緩むことの多い家具。

特にベッドはマットレスや床板を外してまで確認することはほとんどないと思います。

 

しかし、その緩みはとても危険です。

万が一ビスが外れてしまうとベッドフレームの損傷になるおそれも。

この年末の大掃除に是非、家具のビス(ねじ)の緩みもチェックしてください。

 

また併せて、寝装品の見直しもオススメします。

ベッドパッドやシーツ、ピロー(枕)なども日々使っていると意外と買い替えのタイミングが分かりづらいですよね。

環境や物にもよりますが寝装品は3~5年ほどで買い替えを勧めるブランドが多く。

へたりや衛生面など、毎日使用しているととなかなか気が付かないものですが、新品と比較するとやはりそれは一目瞭然。

 

マットレスはなかなか買い替えないですが、寝装品を変えるだけで実は睡眠の質は変わるかもしれません。

例えばベッドパッド。

その素材は化繊や綿、ウールなど様々。

もちろん、それに合わせて価格も様々。

 

私は若い頃はパッドは消耗品と捉え、化繊のリーズナブルな物を愛用していたのですがやはりその寿命も短く。

また、寝心地もそれしか知らなかったので当時はあまり気にしなったのですが、数年前から綿の物に替え試すとその寝心地は違いました。

綿は自然素材なので、通気性や保温性にも優れています。

更に最近、綿からウールに買い換えたのですが、これもまた寝心地の違いを実感しました。

 

もちろん、ただ単純に素材の違いで差が出る場合もありますが、品質でその差は明確です。

化繊だからダメ、綿やウールだから良いと一概には言えませんが、やはりその素材がもつ特徴を把握しご予算に見合った寝装品をセレクトすることをお勧めします。

因みに私が化繊・綿・ウールの3種類を試した結果。

個人的な感想は「ウール凄い!」でした。

ではそれぞれの特徴を簡単にみていきましょう。

 

まず「化繊(ポリエステル)」について、三大合成繊維の一つでもあるポリエステルは強度に優れ、速乾性があり低価格。

ただ、静電気が発生しやすく吸湿吸水性に乏しいので寝具としての高いパフォーマンスを求める方には他の素材をオススメします

消耗品と割り切り、低価格なので数枚購入し、日々洗いながら使用していくという方にオススメです。

 

「綿」は肌ざわりが良く、吸湿性に優れるので夏でも快適です、もちろん冬もオススメ。

ただ、乾きにくいので洗濯した場合、カビの発生には気を付けましょう。また縮みやすくシワになりやすいのでやはりお洗濯のタイミングがポイントになる素材です。価格は化繊よりは若干高くなりますが、それでも比較的お求めやすい素材です。

素材に困ったらまず「綿」でも私はいいと思います。

 

続いて、「ウール」は保温効果が高く、吸湿性に優れる素材。

汗ばむシーンでも蒸れにくく、また保温性にも優れるので冬は暖かく快適です。

シワになりにくく、型崩れしにくい一方、縮みやすいのでこちらもお洗濯の際は気を付けなければいけません。

また、羊毛なので品質によっては動物特有の臭いがする商品もありますので、臭いに敏感な方は特に新品の状態のときは一度、開梱し風通してください。

価格に関しては化繊や綿と比較すると高額になります

ただ、上質なウールをふんだんに使用したパッドはクッション性も良く、マットレスが少しへたって寝心地が悪くなってきたかなという時にはパッド自身のクッション性で寝心地が向上します。

 

以上が化繊、綿、ウールのベッドパッドの特徴です。

ミゾブチ家具にはこちらの3種類、そしてそれ以外のベッドパッドもご用意しています。

サンプルもございますので実際に触って体感ください。

マットレスはまだ使えるけど、と言う方。

寝装品でより快適な睡眠を考えてみてはいかがでしょうか。

 

※今回はあくまで一般的な素材の違いでご紹介しました。各ブランドによってはこの内容が異なる場合もございます。

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