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ベッドのブランドについて学ぼう。第二弾(Sealy編)

2024.02.18 update

 

ベッドのブランドについて学ぼう。第一弾(日本ベッド編)

「日本ベッド」さんを紹介した第一弾に続いて、

第二弾となる今回は「Sealy(シーリー)」さんについて学んでいきましょう。

いきなりですが皆さんはベッド界の「3S」をご存じでしょうか?

こちらを知っている方はベッドに興味関心が高い方でしょう。

 

知らないという方が大半だと思いますので、まずは3Sについてお話します。

ベッド界の3Sとはアメリカの有名ベッドブランド、3社の頭文字がすべて「S」で始まることからそう呼ばれています。

今回の「Sealy(シーリー)」、そして「Serta(サータ)」と「Simmons(シモンズ)」です。

 

ベッドを買い替えたい、少し良いマットレスが欲しいと調べるとすぐに出てくるほど、有名な3社です。

因みに創業した順でみると最も歴史が長いのは「Simmons」1870年、続いて「Sealy」1881年、最後が「Serta」1931年となります。

 

これは本当にどうでもいい話ですが、日本最古のベッドは今から1250年以上も前、天平勝宝8年(西暦756年)に聖武天皇が使用していたものだそうです。

もちろん、皆さんが想像するベッドとは異なり、台の上にゴザのようなものを敷いて使っていたそうです。※WEB調べ

 

このように歴史の長いベッドですが、意外と皆さんベッドについて知らないことも多いかと思います。

Sealyから見る、ベッドの世界をどうぞ。

 

さきほど書きましたが、シーリーの創業は1881年です。日本だと明治14年。

アメリカテキサス州シーリータウンで誕生、なので企業名がSealy。

業界最大規模の研究開発費を投じるシーリー社は1950年代より、整形外科医を迎えて人間工学の見地から睡眠を捉え、理想的な眠りを実現すべくアプローチしています。

体の専門家と一緒に開発をすることで理想の睡眠を追求しているわけですね。

 

では「Sealy」のマットレスとしての特徴は何なのか?

 

それは「ポスチャーテックコイル」と呼ばれるアメリカ特許を取得した独自のコイルです。

荷重がかかるにつれて反発力が増大するポスチャーテックコイルは軽い部分はやわらかく、重い部分はしっかりサポートして、身体の各部位が必要とする最適なサポート力を実現しています。

 

一般的なコイルだと、負荷がかかればかかるほどコイルが潰れてしまい、サポート力が減少していくのに対して(体重が重い方だと体が沈み込んでしまう。)シーリーのポスチャーテックコイルは体重が軽い方はもちろん、重たい方に対してもそのサポート力を発揮するというわけです。

自分は体が軽いから別に関係ないなっと思ったそこのあなた!

ベッドに寝た際、頭部や背部、脚部などの各荷重の割合をご存じですか?

 

一般的に部位別の荷重割合は「頭部:8%」、「背部:33%」、「臀部:44%」、「脹脛・踵(脚部):15%」と言われています。

ですので、軽いからといっても頭の部分、背中からお尻の部分ではこれだけマットレスにかかる荷重が異なるのです。

なので、体にあっていないマットレスで寝ると、肩がこるや腰が痛いというお悩みの方は正しい寝姿勢が保たれていない可能性が高いのです。

 

言葉で説明するより、店頭にあるポスチャーテックコイルのサンプルで試していただくのが分かりやすいので是非。

そのシーリーの核ともいえる、基本のポスチャーテックコイルから派生した「タイタニウムコイル」などコイルの種類も様々あるので、きっとあなたの好みのマットレスに出逢えるはずです。

 

そしてコイルだけじゃない、シーリー。

 

 

体の部位別で荷重が異なるのは先ほどお話した通り、そこでシーリーでは「センターサポート」というマットレスに最も負荷がかかる脊椎エリアに専用の詰め物を入れて、荷重に対するサポート力を強化しています。(※シリーズによっては採用していないモデルもございます)

 

あとは、意外と気にしないマットレスの淵の部分。

いまお使いのマットレスに腰かけたとき、マットレスの淵(端)がグニャっと沈み込みませんか?

一般的なマットレスはそのようになるのがほとんどです。

 

しかし、シーリーはマットレス淵に独自の「ウレタンケース」を採用しており、スプリングユニット(コイル)を包み込むことで淵まで均一の寝心地を実現しました。

分かりやすく言うと、マットレスの淵まわり全てにグルっと壁のようにウレタンケースを囲むことで、グニャっとがなくなるというわけです。

そうすることで、寝床面積を約10%アップ(シーリー社比)するそうです。

シングルサイズのマットレスの横幅が97cmだとして、ウレタンケースを使用しているか、いないかで10%(9.7cm)も寝床面積が違うという考えです。

 

うん、すごい拘りです。

そうした独自の拘りにより、シリーズによっては更に細かなサポートや補強、寝心地を実現しているシーリー社。

実は我が家も全員、シーリーを愛用しています。

 

個人的な感想ですが、「硬い」という印象が少ないシーリー。※シリーズによってその印象は異なります。

どちらかと言うと、ソフトな寝心地を好む方におススメのブランドです。

しかし、例のポスチャーテックコイルがしっかりあなたの睡眠をサポートしますので、ただ柔らかいだけではない。

トップはふんわり、中身はしっかり。

うーん、言葉で説明するのは難しい…

 

店頭で試してください!

さて、次回は3Sの一つ「Serta」を紹介していきます。

 

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