JOURNAL

ギャッベ入門編

2023.06.27 update

初夏のアートギャッベ展も折り返しを迎えようとしている本日(6/27)ですが、本当に多くの方にご来場をいただきありがとうございます。

尚、明日(6/28)水曜日は本来、定休日ですがイベント中は無休で営業しております。

 

それでは今回のJOURNALは、「あまりギャッベの事を知らないんだけど、ギャッベに興味をもちはじめて来ました!」というお客様とお話をしていて多かった質問をここで改めて解説していきます。

 

では1つ目

Q:【ギャッベ?ギャベ?どちらが正しいのですか?

 

A:こちらに関してはどちらも正解です。

 

よく海外のスポーツ選手を日本語にすると各局でニュアンスが異なるように(例:エムバぺかムバッペのように)

「GABBEH」を片仮名にするので、ギャッベかギャベかお好きな方でどうぞ!

 

2つ目

Q:【ネットなどで価格の差があるのはどうして?

 

A:品質や仕入れの方法によって異なります

 

ギャッベとは本来、イラン南西部のザクロス山脈一帯に住む遊牧民のよって織られる毛足の長い絨毯のことです。

遊牧民の方が織るのでそのクオリティは様々で、目の細かさや技術の差によってその価格は異なります。

また、世の中のギャッベと称して販売されているものの中には上記で説明をした、ギャッベ本来のつくりではない製品も流通をしており。

例えばイランではない国でつくり、機械織りや化学染料のみを使用したものなどもございます。

 

尚、アートギャッベはイランにてウールの糸を染色せずそのまま、または草木で染めた(カラーによっては一部そうでないものも含まれます)糸を現地の女性が手で織るという伝統の方法で一枚一枚丁寧に織り、専属のバイヤーにて厳選された品質のものだけが【アートギャッベ】と呼ばれます。

 

ですのでアートギャッベは一枚一枚に品質証明書が付属しております。

 

 

3つ目

Q:【ギャッベって何が魅力的なの?

 

A:こちらに関しては様々ありますが、ずばり今の日本の暮らしにマッチしているからです。

 

本来、現地の遊牧民の生活道具して愛用されているギャッベですが、ウールの糸・草木染・手織り・そして様々な伝統文様をアートに描かれている。

この観点からSDGsなどで環境問題に関心の高い方も増え、家族やペットの為に安心で安全、そして長く使えるものを探しているという方が多くなり、そういった方への人気が特に高い印象です。

 

また元々は遊牧民の生活道具なので、テントを張り、地面にギャッベを敷いて暮らしをする。

そのハードな環境下で使用することを鑑み、耐久性やクッション性、気温差などにも優れた品質が、四季があり座る文化があるここ日本の暮らしに対応できる点も人気の後押しになっています。

ウールが素材だと、夏は暑いのではないか?という疑問を抱かれる方も多いのですが店頭で実際にご体感いただくとその調湿性の高さに驚かれます。

 

そして、何よりシンプルにそのデザイン性から興味を抱かれる方が圧倒的に多いのですが。

そのデザインの秘密はまた後日。

 

っと、3つの質問にお答えしましたギャッベの疑問。

いかがでしょうか、少しはギャッベに興味関心をもっていただけましたでしょうか?

イランの生活道具がここ日本の暮らしにマッチした、奇跡の絨毯「ギャッベ」。

 

今週末(7/2)まで開催中です、まずは会場にてその魅力をご体感ください。

 

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