JOURNAL

アートギャッベについて

2022.11.23 update

 

本日、勤労感謝の日(11/23)よりスタートする

「アートギャッベ展 2022 Winter」

 

アートギャッベ展 2022 Winter

 

ギャッベについてご存じの方も多いかと思いますが、いま一度「ギャッベとは何なのか?」をおさらいしたいと思います。

まず、「ギャッベとは」

イラン南西部の遊牧民族によって織られている手織り絨毯です。

 

その歴史は古く、1000年以上も前だとも言われています。

イランといえばペルシャ絨毯が有名ですが、現地では「目の粗いざっくりと織られた毛足の長い手織り絨毯」をギャッベと呼び、遊牧民の生活道具として硬い地面の上に敷き、そのふかふかの弾力性と調湿効果に優れたギャッベを代々愛用しています。

 

なるほど、イランの遊牧民の生活道具として織られている絨毯なのか!

 

高地で共に遊牧生活をおくる羊の毛を刈り、その羊毛を紡ぎ、草木で染め、織子さんが手で織る。

こちらがギャッベ完成までの大まかな流れです。

 

高地で育った羊の毛は上質で豊富な油分を含み、汚れにも強く、調湿効果に優れます。

テント生活の遊牧民が長く愛用してきたウールですから、そのポテンシャルは謂わずもがですね。

四季のあるここ日本でもその調湿効果で年中快適に、そしてその厚みで床に座る、寝転ぶという日本人の生活にもマッチしたというわけです。

 

また染料に関しても、草木で染めています(一部化学染料を使用している場合もあり)ので、日焼けによる色落ちも少なく、またオーガニックな素材で身体にも優しく、なによりその色合い、表情が豊かです。

皆様がイメージするギャッベは動物や木など描かれた愛らしい印象だと思いますが、こちらも実はただ単に描かれているのではなく、代々受け継がれてきた文様を現地の織子さんそれぞれの感性で豊かに織られており、一つ一つの文様に意味があります。

下記でいくつか紹介していますのでご覧ください。

 

https://mizobuchi-kagu.jp/product_cat/artgabbeh/

 

このように本来は遊牧民たちが自分たちの暮らしの中で愛用する為、代々受け継がれてきた文様に想いを込め、それぞれの感性で丁寧に織られた絨毯をギャッベと呼ぶのに対し、私たちがご案内している「アートギャッベ」は、その素敵なギャッベの中でも更に上質な織り、より高いアート性のギャッベを国内の専属選定人によって現地で厳選された絨毯のみに与えられた特別なギャッベです。

 

本来は自分たちの暮らしの中のみで使用することを目的にしていたギャッベですので、言ってしまえばその品質は様々。

趣味で編み物をする人をイメージしていただくと分かりやすいように、はじめたばかりで形になっていない方、少し慣れてきて形になってきた方。

そして、何十年とその趣味を続けプロ顔負けの方。

このように遊牧民の方の中にもそのクオリティは異なり、「ギャッベ」と一括りにしご案内するには難しいのです。

そこで私たちはアートギャッベを選定しております。

 

ここで、一つ雑談。

実際にギャッベを織るのは女性の方です。

男性は羊の毛を刈ったり、染色したり、織り上がったギャッベのかがりを縫ったりと完成までのその前後を担っています。

こちらは実際に糸を染色している風景ですが、大変な力仕事です。

ギャッベは織る以外にもこのようにたくさんの方の手間暇がかかっています。

 

祖母から娘へ、そして孫娘へと織の技術は伝承され、ギャッベを織る女性はそれぞれのいまの想いを文様に込め、そしてそれぞれのイメージで織りあげていきます。

ですので、手織りのギャッベは一枚一枚その色柄は異なり、唯一無二の魅力を私たちに与えてくるのです。

 

知れば知るほど奥が深いギャッベの世界。

 

第一印象でコレが好きというギャッベを選ぶもよし、ひとつひとつの文様の意味を理解し今のあなたの暮らしに重ね選ぶのもよし。

インテリアとしてお部屋の雰囲気に合わせるのもまたよし。

 

期間中は大小様々、約300枚ものアートギャッベを展示しております。

ぜひこの機会にアートギャッベご覧ください。

イベントは12/4(日)まで開催中です。

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