フリンジへの想い

2017.09.13 update | CARPET,GOSHIMA

絨毯にはフリンジとよばれる、布の裁ち目などがほつれないようにくくったり、束ねて結び先端を散す装飾。 また、糸処理のテクニックが施されています。

大抵の絨毯は両端にフリンジが施されているのですが、GOSHIMA絨毯のあるデザインには、片側にしか施されていません。

何故か?

皆さんもご存知のように、日本には「上座」と「下座」というマナーがございます。

その昔、日本では上座と下座が分かるように、フリンジを片側にしか施さなかったそうです。

その素敵な文化を継承し、片側にしかフリンジを施していないというこだわりでした。

更に、フリンジへのこだわりは続き。

【日出る国・日本と日の沈む国と呼ばれるマグリブの大地・モロッコ。】
「日が昇り、毎日の営みがはじまり、また日が沈む。
その繰り返しで日々が進んでいくようにGOSHIMAも貴方の元で時を刻み、また、モロッコと日本を繋ぐプロジェクトも進んでいきます。」
というコンセプトのもと、デザインを決めたようです。

確かに写真を良く見ると、赤い半円と青い半円が交互に連なっています。

ただの絨毯という「物」ではなく、GOSHIMAは作り手の背景があり、想いがある。
そして、そこに実際にご愛用いただく方の意思を連ねる。

会場でも好評でした、このフリンジへの想い。※フリンジ以外にももちろんこだわり、想いはたくさんございます。

是非、実際に会場にてご体感ください。

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ワークショップ

2017.09.11 update | CARPET,GOSHIMA

crasとしては初の試みでしたワークショップ。

どんな感じになるかな、うまくいくかな、など不安は尽きませんでしたが、いざ始まってみると不安はどこへ。

ご参加いただいた皆様(初対面の方もしばしば)で会話が盛り上がり、とても素敵な雰囲気に。

皆さんの笑顔が素敵(´▽`*)

まだまだ【GOSHIMA展】は続きます、お時間ございましたら是非お立ち寄りください。

※今回のワークショップは終了いたしました。

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昨日ご参加いただいたお客様が次の日、さらにアレンジしてみましたと言うことで早速、拝見させていただきました。

もうここまできたら売り物です(。-`ω-)

ホント、器用って羨ましい。

 

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想いをのせて

2017.09.09 update | CARPET,GOSHIMA

早速、GOSHIMAをお求めいただいたお客様のお宅へ。

草木染なので赤やブルーといった華やかな色味でも、無垢の素材とすっと馴染みます。

日本人のライフスタイルを考えてデザインされたGOSHIMA。

どうぞ、ご家族様の意思のもと末永くご愛用くださいませ。

素敵な笑顔、ありがとうございます(´▽`*)

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GOSHIMA展、はじまったよ~

2017.09.09 update | CARPET,GOSHIMA

さぁ、本日より開催【GOSHIMA展】

昨日、設営中の写真をアップしましたが、完成するとまた雰囲気が一段と良くなりました(´艸`*) (自画自賛)

ギャッベとはまた異なる表情をみせてくれるGOSHIMA、意思のある絨毯をぜひ会場でご体感ください。

現地、モロッコの織り子さんとまったく同じ素材、同じ織り方で作る、【小さなじゅうたんづくり】も会場で開催いたしております。

小学生以上のお子様からご参加いただけますので、こちらもよろしくお願いいたします。※お一人参加料(ワンドリンク付き)¥2,160かかります。

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GOSHIMA展、ただいま準備中

2017.09.08 update | CARPET,GOSHIMA

いよいよ明日、開催と迫ってまいりました【GOSHIMA展】

本日は新潟からはるばるここ香川まで、デザイナーさんはじめ関係者の方が会場作りを手伝いに来てくださいました。

本当にありがとうございますm(_ _)m

いつもお店のスタッフとしか設営をしないので、いつもと違った展示のアイデアなどがあり勉強になります。

当日は普段のcrasと違う雰囲気を味わってもらえるかと思います(`・ω・´)

明日はGOSHIMAをプロデュースされた今井氏、デザイナーさんも会場にいらっしゃいますので皆さん、是非遊びに来てください。

準備中の会場、雰囲気を少しだけですがご覧ください。※照明の関係上、色味が実際とは異なります。

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小さなじゅうたん作りませんか?

2017.09.05 update | CARPET,GOSHIMA

イベント情報ではお知らせをしていたのですが、今週土曜日から開催の【GOSHIMA展】

そのイベント、初日と2日目の9月9日、10日の2日間のみですが、現地モロッコの織り子さんと同じ方法で織り上げていく【小さなじゅうたんづくり】を開催いたします。

完成までおよそ2時間ほど時間かかりますので予約制となっております。

両日とも若干の空きがございます、ご興味のある方は是非ご参加くださいませ。

詳細は下記をご覧ください。

小さなじゅうたんづくりハーフ

それぞれのGOSHIMAの表情

2017.09.03 update | CARPET,GOSHIMA

さて、ここ最近【GOSHIMA】の話ばかりですが、もちろん今回も|ω・)

これまでゴシマが何故、誕生したのか。

そしてどのようなモノなのかなどお伝えしてきました。

では実物はどんなのよ?と思っている方も多いかと。

全て紹介するとイベントでのお楽しみが減るので、一部ご紹介させていただきます(´ー`)

先ずは【メダリオンサークル(ネイビー)】

すっきりとしたデザイン、心が落ち着くネイビーカラーが大人の雰囲気を醸しだします。

うん、カッコいい(/ω\)

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続きまして【メダリオンダイヤ】こちらはまたガラッと雰囲気が変わり、中世的な印象。

優しいカラーが癒しを与えてくれます。

s_GOSHIMAアルバム

 

GOSHIMAとは

2017.09.01 update | CARPET,GOSHIMA

気が付けば8月がもう終わる…

そして、アッと言う間に年の瀬になるんだろうな(´-ω-`)

ボーっとしてたらダメ!ダメ!皆さんにおもしろい事を発信しないと。

さて、10日後に迫ってまいりました【GOSHIMA展】。

イベント情報ではどういったモノかお伝えしましたが、今回はもう一歩踏み込んだ内容をお伝えします。

モロッコで織られているGOSHIMAですが、何故モロッコなのか?

ギャッベはイラン、イランと言えばペルシャ絨毯など織り物が盛んな国なので分かります。

ではモロッコは?

【はじめてのモロッコ。色彩と生命力があふれる土地につよく魅せられることになります。
そして、そこでも現地の歴史と文化がおりなす伝統の織物がありました。日の沈む国、マグリブと呼ばれる北アフリカの大地の先住民ベルベル族が織ってきたベルベル絨毯。しかし少し前まで、モロッコの絨毯のクオリティは決して高いとは言えないものでした。100年ほど前。草木染めの伝統は、国外から持ち込まれた化学薬品、化学染料によって一瞬のうちに途絶えることとなります。イランをはじめとした絨毯のクオリティに肩をならべることのできない絨毯たち。しかし、そこに新たな挑戦がはじまります】※三方舎サイトから引用

とあるように、ギャッベの産地イランには及ばないのが現状の様です。

尚更、何故モロッコ!?

【2001年、マグリブ地方の染色研究を長きに渡り行ってきたオーストリア人の大学教授ウィルフェード博士により、失われた草木染織の伝授が始まります。
気候、風土、羊の生育、染色材の確保などの環境研究条件に優れた場所を研究し、モロッコ南東の山村の小さな集落、アイト・ホゼマ村・イマシン村が選定。その動きに新たな絨毯専門家達が加わり、製作工程に一切の機会作業、化学物質を含めない100%天然素材をつかった、村人達による上質なベルベル絨毯を復興させるプロジェクトが始動しました。ここで生まれた上質な天然の草木染めウールが、三方舎のプロジェクトと合流し、ひとつの形になります。】※三方舎サイトより引用

王室御用達工房織り子さん

ギャッベの選定人として活動の中、イランの帰り道にふと立ち寄ったモロッコで新たな出会い。

偶然なのか必然なのか、今井氏(氏の詳細はイベント情報をご覧ください)が代表を務める【三方舎】。

近江商人の活動理念として有名な三方よし。

売り手よし、買い手よし、世間よし。

この精神から名付けたのが三方舎。

その精神が引き寄せた出逢いだったのかもしれません。

とは言え、伝統の文化が途絶え衰退したものを復興するのは容易ではなく、長い年月をかけてプロジェクトは少しづつ進めていったそうです。

そして、GOOD DESIGN AWARD 2015を受賞するなど高い評価を受けております。

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