職人を支える職人仕事
2021.09.27 update | BLOG
昨日(9/26)で「SOLID TAKAMATSU 1周年フェア」が終了いたしました。
9月の間、1ヶ月弱のロング開催。
誠にありがとうございましたm(__)m
新聞広告などもしない、ひっそりと開催したイベントでしたが。
ご来店いただきました皆様にSOLIDの魅力を少しはお伝えできた1ヶ月でした。
ここ香川では9/4でSOLID1周年でしたが、実は第一号店の富山では9/25で5周年を迎えました。
そちらのブログはこちら
http://www.miyamoto-kagu.net/president/
様々な土地でそれぞれの人生があり、歩んできた道も異なるのですが、全国の仲間と「SOLID」を通じて同じ志で歩んでいることは間違いありません。
実は1周年フェアで私が最後にご案内させていただきましたお客様が和裁士の女性の方で。
長年、そのお仕事をなさっているので職業病で腰・股関節を痛め、今までの作業椅子では辛い…
との事でお椅子を探されていました。
私、少しだけ着物業界に携わっていたこともあり、当時を思い出しながら家具の話より着物の話に花が咲いてしまいました。
そうすると、その方が実はこの秋にお孫さんの七五三があり、その着物を仕立てるという事で、まずはその為にいい椅子が欲しいとのご要望でした。
和裁士、皆さんご存じでしょうか?
簡単に説明すると着物を仕立てる方ですね。
着物をお召しになる方も年々減り、和裁士さんの数もどんどん少なくなっている等、私もその当時感じていた業界の悩みや難しさをお話しさせていただきました。
ただ、その方がご自身の仕事に対する誇りや、そして今までに仕事でこんな出来事があって楽しかった(嬉しかった)などお話されているその表情がキラキラして、とても素敵でした。
「孫が喜んでくれた良いな。」っと。
「きっと喜んでくれますよ。」
着物業界でも家具業界でも私自身が何かを作るという立場になったことはないですが、やはり真剣にものづくりに向き合っているつくり手の方々とこのようにお話をさせていただくと、その方から発せられるプライドや拘りといったものが覇気にも近いかたちで犇々と伝ってきます。
日本人の心「着物」。
そしてそれを仕立てる和裁士さんを支える家具(椅子)。
業種は変わったけど、微力ながらそういった方々を少しでもサポート出来る立場にいることに感謝(。-`ω-)
七五三か、何十年前の出来事だろう… 時の流れはおそろしい(;゚Д゚)