レザーについて考えるvol.2「鞣す」

2020.11.30 update | BLOG

レザーについて考える vol.1「皮? 革?」

vol.1の反響もそれなりにありましたので、満を持してvol.2の更新と考えた際に何をテーマにしようかと悩んだのですが、今回のテーマは

「鞣し(なめし)」

について書いていきたいと思います。

鞣し?聞きなれない方も多いかとおもいます。

 

vol.1でもお伝えしましたがレザーとは動物の「」を「」にしたものです。

ではどうやって「皮」を「革」にしていくのか?

その工程に「鞣し」がポイントになってくるのです!

 

人類の皮革の歴史はおよそ200万年前(アウストラロピテクス・ハビリス)と一説では言われています。

もちろん、現代のような精巧な技術ではありませんが、それほど人類と皮革の歴史は古いものになります。

現代の生活で当たり前のようにある革ですが、皆さんが一番最初に手にした革は何でしょうか?

ランドセルという方が多いのでは?

市場のランドセルが全てレザーというわけではないですが、幼い子供が長期間、身に着けるもので高額な品のデビューにもなるランドセル。

因みにとあるサイトでは天然皮革を使用した市場のランドセルのシェア率は35%と書かれていました。人工皮革が65%。

およそ3人に1人はレザーのランドセルを使用しているということです。

6年間、レザーに触れる。これは意外と大切なことだと個人的には感じます。

もちろん、動物保護の観点や金額面など賛否があるということを前提に。

 

っん、鞣しからだいぶピントがずれてきたようなΣ(・ω・ノ)ノ! 修正修正。

 

っと私たちの生活で身近な革

製品として見ることはあっても、それが出来上がる工程は知らないという方は是非、読んでみてください。

知っているよ!っという方には大した内容でないので暇があったら読んでください。※あくまで素人の趣味ブログ程度なのでガチ勢はツッコまないでくださいm(__)m

 

では改めて「鞣し(なめし)」とは何なのか?

 

【皮とは高温多湿の環境では腐るという大きな欠点があるため、これを腐らなくする加工が鞣しである。皮のコラーゲン線維の原線維は組織内の水分中でペプチド結合により結合した3本鎖のらせん構造になっている。鞣しとは、皮のアミノ酸でできたコラーゲン線維に鞣剤を作用させることで、水分がない状態でもコラーゲン繊維が癒着せず、らせん構造を維持する状態に変化させることをいう。鞣しのプロセスが理論的に解明されたのは18世紀のことである。】

※Wikipediaより

 

なんだか難しこと書いていますね…

シンプルにいきましょう、原皮はそのままではもちろん腐るので、加工をして長期間使用できるようにする。

この工程の一つを鞣しと言います。

 

その鞣しの工程にはいくつか種類があります。

それでは、代表的なものを紹介していきます。

 

【タンニン鞣し】

植物の樹皮から抽出したタンニン(渋)を含む液体に、濃度の薄い槽から高い槽へと順にじっくり漬け込んでいく。

タンニンと聞くとイメージしづらいですが、ポリフェノールと聞くとピンっとくる方も多いのではないでしょうか。

そう!赤ワインの渋み成分であるアレです。タンニンはポリフェノールの一種として認識してください。

因みに、タンニン鞣しを行う際に使用する植物はミモザ、チェスナット、ケブラチヨなどがあります。

細かな説明を知りたい方は自身で検索してみてください。

※写真はイメージです

工程が多く手間がかかる為、高コストになるが、タンニン鞣しはエイジング(経年変化)を楽しみたい方にお勧め。

ヌメ革という言葉を聞いたことがないでしょうか?これはタンニン鞣しを行った後、必要最低限の加工を施した革のことを言います。

よく、「革のエイジングを楽しみたいならヌメ革」と言われますが

正直、レザー初心者にはハードルの高い革になります

なぜなら、必要最低限の加工しかしていないので、水や油をよく吸収します。そして、汚れやすい。

家具の世界でもエイジング(味がでる)を愛でるという事を言いますが、これは捉え方によっては汚れる、ダメージを負うとも言えます。

なので一概に誰にでもオススメです!と言い切れるものではありません。

製造工程、そしてその特性をしっかり理解した上であなたにあったものを選びましょう。

もちろん、革を楽しみたいならヌメ革は面白いです。

【クロム鞣し(ウェットブルー)】

塩基性硫酸クロムなどの化学薬品、その薬品を主成分とした鞣し剤を使用して鞣す方法。

一般的に時間と手間がかからないので流通している大半のレザーがこの鞣しの方法で行われている。

下のイメージは、実際に私がタンナーさんの元にお伺いさせていただいた際の現場の写真です。

「タイコ」と呼ばれるドラムのような形状の装置に皮を入れて作業を行います。

因みに余談ですが、クロム鞣しを行った後の革は濡れており、革の色が淡い青緑色や水色になることから(ウェットブルー)と呼ばれます。

タンニン鞣しと比較するとエイジング(経年変化)は控えめで、メンテナンス頻度が少ない、耐久性に強いという特徴があります。

※クロム(金属系)なので、金属アレルギーの方はお気を付けください

 

【コンビネーション鞣し】

上のタンニン鞣しとクロム鞣しを組み合わせたもの。

時間をかけず、より自然な仕上げになるように誕生した鞣し方法。

一般的にはまずクロム鞣しを行い、その後にタンニン鞣しを行う、この配合比率で革の表情が変わる。

※写真はイメージです。

っと、代表的な3種類の鞣し方法を今回はご紹介しました。

もちろんこの他にもまだまだ鞣しの方法はあります。気になる方は調べてみてください。

 

皮を革にする為に必須な工程。

vol.1でも説明したタンナーさんが一生懸命に鞣したレザーはその品質に現れます。

革の品質に大きく関わる大切な工程「鞣し」、皆さん覚えましたね。

 

次回はその次の工程のお話を(需要があれば…)

 

2020.11.30 update | BLOG

レザーについて考えるvol.2「鞣す」

レザーについて考える vol.1「皮? 革?」

vol.1の反響もそれなりにありましたので、満を持してvol.2の更新と考えた際に何をテーマにしようかと悩んだのですが、今回のテーマは

「鞣し(なめし)」

について書いていきたいと思います。

鞣し?聞きなれない方も多いかとおもいます。

 

vol.1でもお伝えしましたがレザーとは動物の「」を「」にしたものです。

ではどうやって「皮」を「革」にしていくのか?

その工程に「鞣し」がポイントになってくるのです!

 

人類の皮革の歴史はおよそ200万年前(アウストラロピテクス・ハビリス)と一説では言われています。

もちろん、現代のような精巧な技術ではありませんが、それほど人類と皮革の歴史は古いものになります。

現代の生活で当たり前のようにある革ですが、皆さんが一番最初に手にした革は何でしょうか?

ランドセルという方が多いのでは?

市場のランドセルが全てレザーというわけではないですが、幼い子供が長期間、身に着けるもので高額な品のデビューにもなるランドセル。

因みにとあるサイトでは天然皮革を使用した市場のランドセルのシェア率は35%と書かれていました。人工皮革が65%。

およそ3人に1人はレザーのランドセルを使用しているということです。

6年間、レザーに触れる。これは意外と大切なことだと個人的には感じます。

もちろん、動物保護の観点や金額面など賛否があるということを前提に。

 

っん、鞣しからだいぶピントがずれてきたようなΣ(・ω・ノ)ノ! 修正修正。

 

っと私たちの生活で身近な革

製品として見ることはあっても、それが出来上がる工程は知らないという方は是非、読んでみてください。

知っているよ!っという方には大した内容でないので暇があったら読んでください。※あくまで素人の趣味ブログ程度なのでガチ勢はツッコまないでくださいm(__)m

 

では改めて「鞣し(なめし)」とは何なのか?

 

【皮とは高温多湿の環境では腐るという大きな欠点があるため、これを腐らなくする加工が鞣しである。皮のコラーゲン線維の原線維は組織内の水分中でペプチド結合により結合した3本鎖のらせん構造になっている。鞣しとは、皮のアミノ酸でできたコラーゲン線維に鞣剤を作用させることで、水分がない状態でもコラーゲン繊維が癒着せず、らせん構造を維持する状態に変化させることをいう。鞣しのプロセスが理論的に解明されたのは18世紀のことである。】

※Wikipediaより

 

なんだか難しこと書いていますね…

シンプルにいきましょう、原皮はそのままではもちろん腐るので、加工をして長期間使用できるようにする。

この工程の一つを鞣しと言います。

 

その鞣しの工程にはいくつか種類があります。

それでは、代表的なものを紹介していきます。

 

【タンニン鞣し】

植物の樹皮から抽出したタンニン(渋)を含む液体に、濃度の薄い槽から高い槽へと順にじっくり漬け込んでいく。

タンニンと聞くとイメージしづらいですが、ポリフェノールと聞くとピンっとくる方も多いのではないでしょうか。

そう!赤ワインの渋み成分であるアレです。タンニンはポリフェノールの一種として認識してください。

因みに、タンニン鞣しを行う際に使用する植物はミモザ、チェスナット、ケブラチヨなどがあります。

細かな説明を知りたい方は自身で検索してみてください。

※写真はイメージです

工程が多く手間がかかる為、高コストになるが、タンニン鞣しはエイジング(経年変化)を楽しみたい方にお勧め。

ヌメ革という言葉を聞いたことがないでしょうか?これはタンニン鞣しを行った後、必要最低限の加工を施した革のことを言います。

よく、「革のエイジングを楽しみたいならヌメ革」と言われますが

正直、レザー初心者にはハードルの高い革になります

なぜなら、必要最低限の加工しかしていないので、水や油をよく吸収します。そして、汚れやすい。

家具の世界でもエイジング(味がでる)を愛でるという事を言いますが、これは捉え方によっては汚れる、ダメージを負うとも言えます。

なので一概に誰にでもオススメです!と言い切れるものではありません。

製造工程、そしてその特性をしっかり理解した上であなたにあったものを選びましょう。

もちろん、革を楽しみたいならヌメ革は面白いです。

【クロム鞣し(ウェットブルー)】

塩基性硫酸クロムなどの化学薬品、その薬品を主成分とした鞣し剤を使用して鞣す方法。

一般的に時間と手間がかからないので流通している大半のレザーがこの鞣しの方法で行われている。

下のイメージは、実際に私がタンナーさんの元にお伺いさせていただいた際の現場の写真です。

「タイコ」と呼ばれるドラムのような形状の装置に皮を入れて作業を行います。

因みに余談ですが、クロム鞣しを行った後の革は濡れており、革の色が淡い青緑色や水色になることから(ウェットブルー)と呼ばれます。

タンニン鞣しと比較するとエイジング(経年変化)は控えめで、メンテナンス頻度が少ない、耐久性に強いという特徴があります。

※クロム(金属系)なので、金属アレルギーの方はお気を付けください

 

【コンビネーション鞣し】

上のタンニン鞣しとクロム鞣しを組み合わせたもの。

時間をかけず、より自然な仕上げになるように誕生した鞣し方法。

一般的にはまずクロム鞣しを行い、その後にタンニン鞣しを行う、この配合比率で革の表情が変わる。

※写真はイメージです。

っと、代表的な3種類の鞣し方法を今回はご紹介しました。

もちろんこの他にもまだまだ鞣しの方法はあります。気になる方は調べてみてください。

 

皮を革にする為に必須な工程。

vol.1でも説明したタンナーさんが一生懸命に鞣したレザーはその品質に現れます。

革の品質に大きく関わる大切な工程「鞣し」、皆さん覚えましたね。

 

次回はその次の工程のお話を(需要があれば…)